国際バカロレア(IB)は、探求する学習
みなさんは「国際バカロレア(IB)」をご存知ですか?
国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラムで、世界140以上の国・地域、4,145校(日本国内:33校)において実施されていますが、現在、文部科学省が日本での普及・拡大を推進しているもの。
IBは、3歳から12歳を対象とした、精神と身体の両方を発達させる「プライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)」、11歳から16歳を対象とした、青少年にこれまでの学習と社会のつながりを学ばせる「ミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)」、16歳から19歳を対象とした、所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を収めると国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が所得可能な「ディプロマ・プログラム(DP)」の3つのプログラムにより形成されています。
この中で最も重視されるのが、「ディプロマ・プログラム」ですが、こちらは原則として、英語、フランス語、またはスペイン語で実施されています。
こう聞くと、IBプログラムとは、英語の教育なのかなと感じるのですが、それだけではありません。
私も、興味はあるものの正直、よく分かっていませんでした。
そんな中、国際バカロレア資格45点満点、バカロレア資格を取得し現在東京大学に通う、女子大生による「国際バカロレアセミナー」が開催されると知り、参加してきました。
東京大学文科二類2年に在学されている岡庭晴さん(写真中央)は、中学2年生からイギリスのインターナショナルスクールで国際バカロレアプログラムMYP、DPのもと学び、2013年、高校を首席で卒業、早慶京大、東大の帰国子女枠受験に合格された現役女子大生。一方、写真左に写っているのは、幼い頃から日本で英才教育を受け同じく東京大学文科二類2年に在学されている沖麻未さん。セミナーでは、2人が受けてきた教育の違いなども話題となりました。
岡庭さんによると、国際バカロレアが求めることは、「自発的な学び」。そこには3つの要素があると言います。ひとつめは、学問的能力、2つ目が知識、3つ目は課外活動。
簡単に言うと、自分で問題を見つけ、その問題をどのように解決していくかの仮説を立てたり、解決方法や調べ方を自分で考えたりしながら、“答え”を見つけ、その答えをいかにして他人に説明するかということまでが求められる、“探求型学習”です。
それには、良い問いを立てる力、それをまとめる力、さらにはプレゼンテーション力が必要となってきます。国際バカロレア教育は、そうした能力を身に付けるというもの。確かに、これからの社会を生き抜くためには、重要視されることかもしれません。
と、ここまで読んでも難しすぎですよね。笑
少し長くなってきたので、次回のブログで、具体的な授業の内容と、そこから見えてくる子育てのヒントについて、お話ししていこうと思います。
その前に、岡庭さんの学生時代のノートをチラッとご覧いただきましょう。こちらは美術の課題で、ピカソのキュービズムと日本の伝統美術を比較して論じたものだそうです……
……学びに深さに、ただただ驚くばかりです。
◆文部科学省 国際バカロレアに関するページ
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/
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Facebookページ
◆子どもの心を育むHappy Project◆
https://www.facebook.com/kidsstarjapan
「子どもの輝く未来のために、子どもの心を育み、親子でHAPPYに!!」をテーマに、遊びや体験を通して知徳体を学ぶ環境を考え提案するプロジェクトです。
「子どもの心を育む遊びのヒント」「親子で楽しめて役立つニュース」「心豊かで自分力のある子ども(グローバルキッズ)に育てるポイント」「子どもの心を豊かに育むアイテム」などをお届けします。
Facebbokグループ
◆子どもの心を育む遊びのヒント(ここハグ)◆
https://www.facebook.com/groups/kokohug/
「子どもの心を育む遊びのヒント」は、“子どもの心を育む遊び”をテーマに、子どもの無限の可能性を信じ、遊びを通して知徳体を学ぶ環境を築き、子どもに、そして親に喜んでもらうことを考えるグループです。
こちらのグループでは、ワークショップなどのイベントを企画したり、遊びに関する様々な情報をお届けします。また、皆さまからの遊びに関するアドバイスや情報提供の場としてもご利用いただきたいと思っています。
子育て中のパパ・ママはもちろん、子どもの教育に携わっていらっしゃる方、子どもの健康や育児に関心のある方、未来を担う子ども達に何か残してあげたいと感じる方……皆さまの参加をお待ちしております!
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世界の知育玩具&こども雑貨
Twinkle Kids Star
http://www.twinklekidsstar.com/
ありがとうございました!!
ぜひ皆様次回企画にいらしてくださいませ。
高校時代私が大好きだった、英語(国語)の授業で 車の広告を分析し、その社会的背景と広告で用いられる言語、写真、広告媒体の洗濯などを分析して意見を出し合う授業が
3年経った未だに忘れられません。
その授業を、簡単に、日本語で、小・中学生でも楽しめるように作り直し
共有させていただきます。
ご興味のある方は詳細をご覧くださいませ。
国際バカロレア流ワークショップ~IB英語 言語と文学 の授業をもとに~
2015/06/20(土)10:00~12:00
始め40分ほどは国際バカロレアの学校生活について、本日展示物としてあったものの他にも課題を紹介させていただき、
基本的な枠組みを簡単にご説明いたします。のちに思い出の授業を再現。
各自作った広告を紹介するか、みんなで広告を作る ところで授業を終えます。宿題も出します。
その後、会場閉場までは交流の時間として1時間程度見ております。
保護者の方や先生方にも楽しんでいただけるよう、大人の方々への「課題」も出させていただく予定です。
頑張ります。
お申し込みはこちらから: